絵本に込められたメッセージ

【いのちのおはなし】のおはなし


皆さんは、【命の大切さ】をお子さんへどのように伝えていますか?今回は、「いのちのおはなし」という絵本を携えて全国で講演活動をされている、岡田さえさんをご紹介します!広域通信制高校の校長先生でもある岡田さんが、【命の大切さ】を伝える理由。そこには、東南アジアの国ラオスの人々との出会いが大きく関わっていました。




「いのちのおはなし」という絵本を開くと、あまり文字がないことに気づくと思います。これは、大人でも子どもでも読んだ人が自分の感性で自由に受け止め、自由に考えるため。子どもへの読み聞かせでは、子どもがどう感じたかを聴きながら読み進めることでコミュニケーションツールとしても使えます。この絵本に込められているたくさんのメッセージを受け取ってください。

 

岡田さん「ラオスという国に興味を持ったきっかけは、1枚の写真でした。そこに写っていた女性達の笑顔がとっても素敵で…。この素敵な笑顔を自分の目で見てみたい!と、いてもたってもいられなくなって、写真を見た2カ月後には現地にいました。ラオスで見たのは、今の日本では見ることがない光景でした。みんなで田植えをしたり、ご近所で一品ずつ持ち寄って食事をしたり、みんなが協力して生きているのが伝わってきて…。34歳の子どもでも、自分より小さな子の面倒をみているんです。大人も子どもも自分の存在価値を理解して、自立しているのが伝わってきました。そんな風に一生懸命生きているラオスの人達を見て、こんな風に周りの人と協力してシンプルに生きるって幸せだなと思いました。」



ラオスの人々の笑顔に魅了された岡田さんでしたが、その笑顔の陰には、ラオスが背負った悲しい現実がありました。ラオスという国は196070年代、ベトナム戦争の際に58万回もの空爆を受け、【世界で最も空爆を受けた国】とも呼ばれているのです。中でも、小型爆発物や地雷を内蔵したクラスター爆弾の不発弾が数多く残されており、現在でも被害が後を絶ちません。不発弾の撤去には膨大な時間と資金を必要としており、完全に撤去するには100年かかるとも言われています。

 

岡田さん「私も現地へ行くまでは他人事でした。ですが、人々の暮らしを目の当たりにした時に、なにか自分にできることがあるのではないかと感じて、支援を始めました。私達ができることは本当に小さなことですが、何もしないといつまで経ってもゼロのままなので…。現地で見た現実を伝えることも自分の使命かなと思っています。ラオスへ行ってみたいと思ったきっかけになった写真に写っていた、笑顔が素敵な女性達は、実はクラスター爆弾を撤去している人達だったんです。国土の3割以上に不発弾が残されているとも言われている、そんな状況でも人々は国や人のせいにせず、ただ毎日を一生懸命生きています。周りの人と協力しながら生きる、その【シンプルな幸せの作り方】を日本の人達にも知ってもらいたいと強く思いました。人は一人では生きられない、周りの人達に力を借りて、お互いが助け合い、見守り合うから生きていけるんだと。」



ラオスへの支援を続けながら、講演活動や「いのちのおはなし」の読み聞かせで全国を飛び回っている岡田さん。幼稚園や保育園へ行った際、子育て中のお母さんたちと話して感じることがあると言います。

 

岡田さん「講演活動などでたくさんの方にお会いしますが、孤独感を抱えたお母さんに出会うことが本当に多いです。シングルマザーの方もいますが旦那さんがいる方でも、皆さん一人で悩みを抱えてしまっている。私はみんなに、一人じゃないよ!って言ってあげたいんです。それを一番伝えたい!私なんて…と悲しいことを言わないでほしい。みんな家族や友達、たくさんの人が周りにいます。この絵本を読んで自分の内面をじっくり見つめなおす時間を取ってもらえたら嬉しいです。」

 

岡田さんはラオスのクラスター爆弾撤去のための支援を続けており、絵本「いのちのおはなし」の収益の一部もそこへ充てられます。岡田さんの営む会社では、数量限定で現地の方が作ったシルクストールやシルク石鹸の販売や、個人の方でも月々100円からラオスを支援できるチャリティなども扱っています。また、「いのちのおはなし」の読み聞かせや講演についても申し込みを受け付けており、読み聞かせについては交通費のみ主催者負担となります。「いのちのおはなし」の販売店も募集しています。現在は企業が買い取り、学校や病院へ寄贈する形が主体となっているそうで、国内だけでなく海外からも問い合わせや購入申し込みが来ているそうです。興味のある方は、下記よりお問い合わせください。

 

岡田さえさん、明るいお人柄の奥に熱い情熱を秘めた、とても素敵な女性でした。



【岡田さえさんプロフィール】

・大阪府生まれ

・和多志の学修舎(わたしのまなびや)学舎長

Sae 株式会社 代表取締役

NPO法人 ヒューマンラブ 理事長

・代々木高等学校 瀬戸大橋教室 教室長

・一般社団法人 青少年健全育成協会理事

 

【問い合わせ先】

和多志の学修舎(わたしのまなびや)

TEL0877-35-9705 住所:綾部郡宇多津町1682番地47