12回 AINA流インナービューティー術

皆さんこんにちは!AINAです。いよいよ冬本番を迎えて、朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。年末年始はクリスマスやお正月など楽しいイベントが目白押しでワクワクします♪

 

今回のテーマは「食材使い切り!具沢山のおかず味噌汁」です。イベントがあると、ついついごちそうを食べ過ぎて胃腸が疲れてしまったり、栄養が偏ったりしがちですが、そんなときこそ具沢山の味噌汁がぴったりですよ。


先日たまたまテレビで、余り物のおかずをお味噌汁の具にリメイクした、今流行りの『おかず味噌汁』を観たですが、その具材が斬新で驚きました。ポテトサラダに片栗粉を入れて丸めたものをお団子にして入れたり、きんぴらごぼうを豚肉で巻いて入れたり、お味噌汁の具材として私の概念には無いものばかりでしたが、それがとっても美味しそうだったんです!

 

お味噌汁にたくさんの具材を入れることで栄養バランスが良くなるだけでなく、食べごたえが出るので、満足感もアップ♪あたたかいお味噌汁は身体の中から温まりますし、腸内環境の改善にも役立ちます。そして今回はクリスマスやお正月に残りがちな食材をリメイクしたレシピもご紹介します。身体にもお財布に優しくて、まさに良いこと尽くめ!

 

クリスマスに欠かせない食材といえば、なんといってもチキン!骨付きのもも肉や唐揚げなども定番ですが、一番のおすすめは一羽まるごとのローストチキンです。クリスマスシーズンならスーパーや精肉店でも購入できるのですが、これがあるだけで食卓のクリスマス気分も子どもたちのテンションも爆上がり間違いなしです。骨周りなど食べ難い部位は、ほぐして冷凍保存しておいてサラダにトッピングして使うこともできます。鶏の部位ごとに味わいが違うので食べ飽きませんし、その時に食べ切れなくても無駄なくリメイクできますよ。

 

中途半端に残ったチキンもお味噌汁の具材になります。その際、チキンの骨でダシをとるとうまみが倍増しますし、骨の周りについたお肉もポロっと取れて無駄がありません。さらにさらに、チキンに添えられていたレタスやキャベツがあればそれも入れてしまいましょう。チキンの隣でしんなりしてしまったレタスやキャベツも、お味噌汁の具材にすれば美味しく食べられます。意外なところではトマトを入れても美味しいですよ。

チキンにレタスやキャベツといえば、サラダの定番具材でもありますね。ダイエットや健康のために積極的にサラダを食べているという方も少なくないと思いますが、寒い時期に生野菜を取ると一時的に身体を冷やしてしまいます。生野菜に多く含まれているカリウムの利尿作用によるものですが、この冷えは身体に悪いことはなく、むしろ酵素のお陰で代謝が良くなり冷え性を改善する効果があります。が、やはり寒い時期は食べ物からも温まりたいと思うものです。その場合は、身体を温めてくれる味噌や生姜などを組み合わせて食べることをおすすめしています

 

サラダの具材をそのままお味噌汁に入れてしまえば、身体を冷やすことなくチキンのタンパク質も葉物の食物繊維も余さず摂取できます。葉物はシャキッとした食感がお好みなら仕上げに入れてサッと火を通す程度にし、くたっとした食感がお好みなら他の具材と一緒に煮込んでみましょう。葉物は火を通すことでかさが減るのでたっぷり食べられるのも良いですね。千切り生姜や唐辛子、梅干しや胡麻などをトッピングしても美味しいです。

 

チキンのリメイクでもうひとつおすすめなのが、「あんかけ」です。骨でダシをとったスープにほぐしたチキンや残り野菜を入れ、醤油やごま油などで調味します。彩りの良い野菜を入れて煮凝りにしたら見た目も綺麗で美味しいですが、水溶き片栗粉でとろみをつけ、焼き目をつけたやきそば麺にかけるとあっという間にあんかけ麺の出来上がり♪卵を焼いてご飯の上に乗せ、あんをトロっとかければチキン天津飯の完成です。

 

骨から取ったダシもうまみがたっぷりなので、お味噌汁以外にもぜひ活用してください。ほぐしたチキンとチキンのダシを一緒に炊飯器で炊けば、お手軽シンガポールチキンライスになります。一羽丸ごと手に入るなら、骨から出るダシも使わないともったいない!チキンはアレンジ無限大の食材なので、「食べきれないかも…」と思っていた方も、今年はぜひ“一羽丸ごと”にチャレンジしてみてください。

クリスマスに続いてお正月も、いろいろとごちそうを食べる機会が多いですね。おせちや皿鉢などが並ぶ豪華な食卓ではありますが、冷たいお料理が多くなりがちです。そんな時も具沢山のおかず味噌汁の出番ですよ。中途半端に余った食材があればどんどんお味噌汁に入れてしまいましょう。ホタテやエビなどの海鮮や練り物など、お味噌との相性抜群の食材がたくさんありますね。海鮮を入れたお味噌汁には少しバターを落として味噌バター風味に味変するのも目先が変わって喜ばれます。

 

バター以外にもバジルやパセリを入れればイタリアンになりますし、具沢山にすることでいろいろな食材からうまみが出るので、さほどダシを取らなくても美味しくいただけるというのもまた嬉しいです。まとめて作っておきたいときは、お味噌汁を入れずに具材を煮込んだ状態でお鍋ごと冷蔵庫に入れておきましょう。そうしておいて、食べる時にその都度お味噌を溶けば香り豊かなお味噌汁がいつでも食べられます。

 

お正月ついでにおせち料理で残りがちな「なます」のリメイクもご紹介します。なますはザルでギュッとお酢を搾ります。搾ったお酢に同量のオリーブオイルを加え、小さな泡だて器などでシャカシャカ混ぜて白っぽくなるまで乳化させます。そこへハムやツナなどを加えて和えると和風のなますが洋風マリネになります。大葉やパセリを添えれば彩りも豊かな一品に。我が家ではアマニオイルやアボカドオイル、砕いたナッツなども加えて、オメガ3系油もしっかり摂取できるようにしています。冷蔵庫で保存すれば数日もつので常備菜としてもおすすめですよ。

 

少し脱線すると、お正月につきものの黒豆。美味しいのでお正月だけでなく普段から食べたいけど、手間がかかるのでなかなか作ることができないですよね。実は、煮豆はまとめて作っておけば冷凍保存ができます。冷凍保存のコツは一回に食べる分を小さなタッパーやジッパー袋に煮汁ごと入れて冷凍すること。煮汁に浸った状態で冷凍すれば、自然解凍でもレンジでも豆がシワシワになりずきれいに簡単に解凍できます。我が家はたくさん作っておいて、かわいいサイズのタッパーに入れて冷凍しています。もう一品欲しいな~という時やお弁当にも役立ちますよ。

 

ついでにもうひとつ脱線すると、冬場は生野菜を食べる機会が少なくなるので、生の食材に含まれる酵素を摂取する機会も減ってしまいます。そこでおすすめなのが、ぬか漬けです。ご存知、昔ながらのお漬物ですが、今は冷蔵庫の中でタッパーを使って漬けることもできます。大根やニンジンなどの定番野菜はもちろん、私のおすすめはアボカドや茹で卵などの一風変わったぬか漬けです。自宅で漬ければ少しの量から試せるので、いろんな野菜で試すことができます。

 

ぬか漬けは発酵食品ですし、生の野菜を漬けるので酵素もそのままです。ぬか漬けも昔のように大きな樽を使って作るわけではないので、家族で食べ切れる量が作れます。漬ける食材を選べたり量が調節できたりするのが自家製の良さですね。

 

具沢山のおかず味噌汁とご飯とぬか漬けがあれば、たっぷりの野菜と酵素を摂ることができます。ごちそう続きで疲れた胃腸のためにも、シンプルな食事でホッと一息つきましょう♡


<切り干し大根とロールキャベツのおかず味噌汁>

 

【材料】

・切り干し大根炒め

・ロールキャベツ

・豚しゃぶ肉

・とろけるチーズ

・味噌

 

【作り方】

①豚しゃぶ肉にとろけるチーズを乗せ、残り物のロールキャベツを巻く

②鍋にだし汁を沸騰させ、①と残り物の切り干し大根炒めを入れ豚肉に火を通す

③火を止めて味噌を溶く

 

【ポイント】

残り物のおかずはすでに加熱味付けされているので、全体にさっと火を通すだけでOKです

火を止めてひと混ぜしてからお味噌を溶くと風味を損ないにくいです

残った餃子や焼売を巻いたり、水餃子を入れてもしっかりおかずになります

お好みでちりめんじゃこ、ごま、ラー油、ごま油、ネギ、みょうがなどのトッピングもおすすめです